コマンドラインマニュアルでの角括弧の意味
Categories:
- コマンドラインマニュアルでの角括弧の意味
コマンドラインマニュアルでの角括弧の意味
コマンドラインヘルプでは、異なる種類の括弧は通常以下の意味を持ちます:
- 山括弧
<>:- 山括弧は必須パラメータを表すのに使用されます。つまり、コマンドを実行する際に必ず提供する必要のある値です。通常、コマンドの基本的な構文とパラメータを表すために使用されます。
- 例:
command <filename>は、ファイル名を必須パラメータとして提供する必要があることを示しています。例えばcommand file.txtのようにします。
- 角括弧
[]:- 角括弧はオプションのパラメータを表すのに使用されます。つまり、コマンドを実行する際に選択的に提供できる値です。通常、コマンドのオプションパラメータやオプションを示すために使用されます。
- 例:
command [option]は、オプションを任意で提供できることを示しています。例えばcommand -vやcommandのようにします。
- 波括弧
{}:- 波括弧は通常、選択肢や値のグループを表すのに使用されます。つまり、与えられた選択肢の中から1つを選ばなければならないことを意味します。これは「選択的パラメータグループ」とも呼ばれます。
- 例:
command {option1 | option2 | option3}は、与えられた選択肢の中から1つを選ばなければならないことを示しています。例えばcommand option2のようにします。
- 括弧
():- コマンドラインヘルプでは、括弧は通常パラメータのグループ化を表すのに使用され、パラメータの構造と優先順位を明確にします。
- 例:
command (option1 | option2) filenameは、option1またはoption2のいずれかを選択し、ファイル名をパラメータとして提供する必要があることを示しています。例えばcommand option1 file.txtのようにします。
これらの括弧の使用は、ユーザーがコマンドの構文とパラメータ選択を理解し、コマンドラインツールを正しく使用できるようにすることを目的としています。コマンドラインヘルプを読む際には、括弧の意味と役割に注意を払うことが重要です。これにより、間違ったコマンド入力を避け、望ましい結果を得ることができます。